正月も足早に過ぎて行きました。昨年はロシア、イスラエルの侵略戦争、能登地震と大水害、老人の交通事故、裏金問題、闇バイトなど、など、暗いニュースの多い年でした。
ただ、日本経済はデフレ脱却や円安が進み良い歳であったと思われます。海外からの旅行者も急増し、彼らは『日本は良い国だ!』と口々に言います。そして日本語を習う人が増えているそうです。その外国人達は、日本の【オノマトペ】を理解する事が非常に難しいとも言います。日本語には犠声表現法が多く、その時の情景を短的に、微妙に表す独特の文化が有ります。外国語表現法にはない、独特の手法だと感心させられます。
笑いの表現だけでもニタニタ、クスクス、ヘラヘラ、ニヤニヤ、ゲタゲタ、カンラカンラ夫々の様子が微妙に異なるのです。日本人はオノマトペの短い言葉で情景や様子を表す事で小さい時から聞いて、微妙な表現を感じ取っているのです。
孫が三歳の頃、電話でお話をして居ると、『お口がイガイガでお話が出来ない!』と、お断りされた事がありました。こちらも何を話そうかと迷っている時に、イガイガ会話にホットした記憶が有ります。孫は【イガイガ】という表現をどうして覚えたのかと驚きでした。『お口がイガイガ!』で、全ての様子が手に取る様に解るのです。
この間、アナウンサーの会話を聞いていたら『あの発明は素晴らしかったね~』と、『タマタマですよ!』。『マタマタご謙遜を』と、笑いを取る様なオノマトペ会話に思わず表現の多様さと語彙の味を感じたのです。
今年はルンルン、イキイキ、ウキウキ、ワクワクなど明るく元気の出る【オノマトペ】を沢山聞きたいものです。