残日録

スマホの危うさ

スマホは生活に無くてはならない【ツール】になってしまいました。しかし、IT、AI 教育の過渡期に居た,我々年寄りは、どうすれば良いのかと思いたくなる時があります。一方的に『時代だから仕方ない!』と、言わんばかりに思えるのです。
確かに多くの機能を持つ機器は便利で世の中に役立つ事も事実ですし、それを理解もしています。しかし反面、いろいろな欠点と危うさのある事も十分に理解して欲しいのです。
【電波】によるデマゴーグや平面的な誇大価値表現に世の中を分断する恐ろしさがあります。そして人間の思考回路が自分で考える事に極めて薄れて行きます。久振りに電車に乗れば、一列に下を向いてスマホを眺めている姿は異様にしか見えません! 車窓を眺め、思いに耽り、本を読み、考え事をした時代が懐かしく思いだされます。
カフェに寄れば隣に座った若い夫婦らしき二人は、座ると直ぐに下を向いてスマホに見入り、コーヒーを飲みながらスマホ、立ち去りながらもスマホ、折角の休養に会話がないのです。もう少し笑いや話し声の人間らしさがないのかと思えてなりません。スマホ・シンドロームに取り付かれているとしか思えません。
昔、チャップリンが演じた【モダン・タイムス】の映画を思い出します。資本主義と労働者の悲哀と分断を皮肉った映画でした。【無線】のソーシャルメデアは日常の生活を不安や世の煽りを招き分断する危うさが隠れています。
政府はスマホ推進を強調しますが、通り一遍の普及だけではなく、日本独特の規制や思いやりなど、【人間らしさを高める】スマホ活用を研究・提唱をして欲しいのです。新聞で見た川柳に『インスタバエ 新種の蝿かと 孫に問い』こんなのが有りました。この様な年寄りが多い事も良く、良く考えて欲しいのです。

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横一列に

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幼い子供までが

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おぼつかない老人

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昔の家庭

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