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若かりし頃、憧れたアメリカ合衆国(米国)は共和党トランプ大統領が今年就任スタートしました。スタート前から世界に【ディ―ル】を発し、スタートと同時に重要なWTOやパリ協定脱退や輸入関税の案件等にサインをしました。大統領は『こうあるべきだ!』と、持論を展開【恫喝と傲慢さ】が気になります。この間、ゼレンスキー大統領との会談では持論を強要し、苦しい国民感情を背負ったゼレンスキー大統領と激しく争い会談は決裂してしまいました。
その後、ウクライナは欧州の説得もあり『米国の力は欠かせない!』と修復をしました。『力は正義だ!』を、まざまざと見せ付けられる事になりました。力が何でも『正しい』と言う恐ろしい考えが根底に有ります。パワー・ポリテックスを自認するロシアや中国はほそく笑んでいた事でしょう。
江戸の末期、ペリー提督が来日して恫喝と威嚇で幕府に迫って来た時に良く似ている構図です。その後の第二次世界大戦では【分け前】を英、米、露で話していたヤルタ協定では、The tree great powersと言い、未だにそれを自認している様です。これが米国の民主主義かと考えさせられる出来事でした。
一体『正しい!』とは何かと考えさせられます。【正しい基準】は国々によって違う事が良く解ります。日本で正しいと思う事も国が違えば正しくない、これは難しい問題です! しかし、力で横車を押し切ろうとする考えは世界に通じない事を何としても見出さなければなりません。
そもそも米国の経済学者達は自由貿易グローバル化を論じ進めて来ました。処が富裕層との分断が大きくなっているのです。それはグローバル化の矛盾が分断を生み、庶民(労働者)の貧困が進み、トランプ式で解決しようとしているのでしょう。
さて、日本の影響を考えなければなりません。米国は日本を力で押し通せると色々無理、難題を言って来る事が推測出来ます。米国の考えは力と実利(損・得)です。日本には義、道理があり、物の質(中身)を重んじる国です。米国の出方をじっくりと見極めて筋を通し、米国から輸入した資源を技術と品質で米国へ売る事を考えなくてはなりません。それにはじっくりと見据えた、何通りものシナリオが必要でしょう。今後を担う若い人達の教育も課題になると思われます。
35代J.F.ケネディは『諸君は国家に何をなしうるかを考えよ!』と、神輿は皆で担ぎあげるのだと。