残日録

千葉・屛風ヶ浦の風景

長い五月の連休も終わり、ある一日、銚子、屛風ヶ浦、飯岡刑部岬、匝瑳などを歩いて来ました。その日は、雲一つない晴天に恵まれ、特に太平洋の海の色と空の色のコントラストが際立ちました。銚子辺りは何度となく遊びに行きながら【屛風ヶ浦】には辿り着けなかったのです。今回は、調べてピンポイントで訪ねました。特に、銚子マリーナ海水浴場から眺める【屛風ヶ浦】の風景は、何とも言えない景勝地だと実感しました。その断崖絶壁の情景は英仏海峡・ドーバーの白い壁にも例えられ、東洋のドーバーとも呼ばれています断崖の高さは40メートル以上もあり、長さは刑部岬まで露岩の崖が約10キロメートルも連なっているのです。日本の中で、この様なスケールの大きな断崖を見たことは有りませんでした。
太古の海底が隆起した砂岩の堆積岩には、富士山の噴火物、関東ローム層もみられ、バームクーヘンの様に層を造っている事が良く解ります。地質の興味の血が騒ぐ場所と言えます。時間が有れば、ゆっくりと遊歩道を延々と歩いてみたかったです。この銚子の方からの崖の端っこが【飯岡刑部岬】になります。その岬の高台は公園になって、白い【飯岡灯台】と展望館が有ります。展望館から飯岡漁港を眼下に望めば、雄大な太平洋線が丸く見えるのです。
突き出ていている岬の左側、屛風ヶ浦の方は荒波が立ち、右側の漁港は白波が殆どない穏やかな海が広がっているのです。海流の黒潮が岬に当たり渦が出来て、いろいろな魚が集まり、釣り人の有名な漁場になっているそうです。飯岡漁港から先は白子方面の有料道路・九十九里ビーチラインが延々と海岸線に沿って60㎞も続くのです。

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屛風ヶ浦の断層

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銚子マリーナからの屛風ヶ浦

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飯岡刑部岬展望館からの飯岡漁港

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飯岡灯台

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