残日録

東洋文庫ミュージアム

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三菱三代目・岩崎久弥氏

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館内の庭

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ジョージ・アーネスト・モリソン所蔵

長い、新コロナ・ウィルスのトンネルから日の光が見え始めて来た4月、友人のお誘いで文京区にある『東洋文庫ミュージアム』を初めて訪れました。場所は駒込・六義園の道を挟んだ所にあるのです。
『東洋文庫ミュージアム』は、三菱・岩崎家三代目当主、岩崎久弥氏が大正時代に創設された文庫だそうです。六義園も元々は岩崎財閥の持ち物の様でした。
大分の前に六義園を訪ねた事が有ります。その頃は、正面入口から入場でしたが、今は入口場所が変わっていました。
東洋文庫』の事ですが、久弥氏が基礎を築いたのは、当中華民国の総統府顧問を務めていたジョージ・アーネスト・モリソンの所蔵を買い取り、中国に関する欧文文献の膨大なモリソン文庫を購入したことに始まりだったそうです。
図書資料館として東洋文庫を設立、多くの漢籍、和書、欧文資料のほか、チベット語タイ語アラビア語ペルシア語トルコ語などのアジア諸言語文献を100万冊も蔵書している様です。越後長岡藩士・河井継之助の日記『塵壺』なども、その中にある様です。
今回は、『フローラとファウナ動植物誌の東西交流』展を見学したのですが、まず、館二階の入口には、モリソン氏の二万点を超す美しい蔵書が目に入って来ます。そして、シーボルトや牧野富太郎氏の自筆の絵や記述を見る事が出来ました。長い間、知的刺激のない日々を過ごしており、退館した時には、何か、晴れ晴れとした時間を過ごした実感に満足したのです。やはりスマホ時代とは違う、頭と手で確認して来た人達の知識や経験には感動する事が一杯です。

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アヘン戦争

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館内

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