そろそろ暑い夏も過ぎ様としています。長く暑い日が続いた事もあって朝・晩の涼しさは格別に気持ちが良いですね。日本の四季は変化に富んで感情までも豊かにしてくれます。
我が家の庭も草花の盛りが移り替わって行きます。ただ、庭の真ん中に鎮座している【百日紅】はいつまでもピンクの花が咲き楽しんでいます。7月から9月までの百日間も花を楽しめる植物も少ないでしょう。暑さ、寒さに強い低木だそうです。
風に吹かれて花のフリルが揺れている様を、お喋りをして居る様だと花言葉は【雄弁】だそうです。芝の上には可愛いフリルの花びらが落ちると絵模様になります。
この低木を自然のままに放置して置くと、枝やひこばえが伸び放題になる為、初冬には枝の手入れをして置くことが大事です。この辺の手入れを怠ると庭の美しさは半減します。また貝殻虫や煤病などにも掛り易いので風通しを良くして置かなければなりませんね。
子供の頃、幹がつるつるとして【猿すべり】だと思っていました。が、辞書を引けば、【さるすべり】百日紅(ひゃくじつこう)と出てきます。散歩などをしていると道端に良く【千日紅】を見かけます。千日も咲いている訳がないのに千日紅。植物の名前を誰が付けるのか面白いですね。
百日紅のフリル