残日録

ドジャース移籍の大谷翔平

高校野球は大好きだったけれども、プロ野球は心底好きになれなかったのです。いつの時もヒーローが出て来て,興味を持ちますが,お金の話、スキャンダル、自惚れといったマイナス面がどうも好きになれないのです。スポーツには勝ち負けがあり、その勝者にはマナーが大事だと思うのです。
2020年頃から大谷翔平さんのMLB活躍を観賞する様になりました。エンジェルスの彼を見ていると、二刀流はもちろん素晴らしいですが非常に日本的な考え方や自理行動に胸を打つものが有りました。そして彼の活躍はアメリカ他民族国家のマイナス面とも思える人種差別、偏見、個人主義、道徳観念などを少しずつ変化させている様な気がしているのです。
そして純真無垢なアメリカの子供達が彼の野球技術の他に【行動姿勢や考え方】に感動している姿を見ていると、日本人として誇らしくも思うのです。その大谷翔平さんは、ついに2023年12月ドジャースへの移籍を決めました。

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ドジャース入団会見

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通訳の一平さん、と

彼の会見を聴きながら、芯のあるクレバーな男だと感心させられました。若干、29歳の男と思えない勇気を持ち、切々と百尺竿頭の一歩を進みたいと公にしました。日本人は思っていても、中々本心が言えない中で覚悟の発露を聴いて感動しました。傍に立つ、米国育ちの日本人通訳、水原一平氏のアドリブ通訳にも大いに花を添えた様に思えたのです。
野茂さんやイチローさん達は、技術的に認められてもMLB内や考え方までも変える事は出来なかった様に思うのです。しかし大谷翔平という人物は、これまでの日本人選手の素晴らしさや人格までも表現し、何か大きな影響を与えている様に思うのです。
競争社会であっても人間の道徳心や矜持といったものは人格を表し、行動の基盤を指すのだと思うのです。これらは個々に異なり、文化や環境に影響を受けます。人格は行動や判断、他人との関わり方に大きな影響を与える事が証明された様な気がしてならないのです。
彼は、きっと不器用だけど賢い人間だと思うのです? 不器用な人ほど一途に本心を追及、精進する姿を多くの歴史人物からも見出すことが出来ます。今後の彼の活躍とドジャースの行方を一ファンとして見続けたいと思うのです。

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エンジェルス監督、マドン氏と

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子供たちといっしょに

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MLB日本チーム・ヌートバー、と

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ダルビッシュ投手、と

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