残日録

冬の散歩とカモ 

晴れた日の冬景色はどこまでも澄み渡り,渺茫たる風景と爽涼感を味わう事が出来ます。我が家から一kmも歩けば霞ケ浦湖岸道に出られて良く歩いています。その湖面には多くの水鳥達が羽根を休めながら、それぞれの風向きを考えて場所を変えている様です。沖の方に居る時もあれば、湖岸の木々に風除けをしながら日向ぼっこをしている姿はとても愛らしいものです。
冬の代表的水鳥は【カモ】でしょう! カモは11月頃から霞ケ浦や蓮田に飛来して来ます。彼らは子育てではなく【繁殖】の為にやって来るのです。良く見ていると、寒くなるに従いカモのオスはだんだんと頭部の色が変わって行きます。
カモは夜行性なのです! 昼間は静かに休んでいて、暗くなるとガア・ガアと大声で飛び回り水辺を騒ぎ廻っています。昔、会社を終えて暗い夜道を帰って来ると、突然、蓮田の中で騒ぎ始めて驚く事が有りました。カモは【トリ目】では無いのを初めて知ったのです!
カモの種類は多くて中々覚えられません。代表的なカモは嘴の黄色い【マガモ】でしょう。アヒルの原型とも言われています。オスは頭の奇麗な緑色で首には白い輪っかが有ります。ただ土浦辺りではあまり沢山は見られないカモです。どちらかと言えばヒドリガモやオナガガモが多い様です。たまに頬が白い丸のある黒いホオジロガモを見る時があります。
二月末頃になると、いつの間にかカモは静かに霞ケ浦から消えて行きます。ガンの様に子育て地に向かうのでしょう。その頃になると、霞ヶ浦の風景は【もや】が出始めて、真冬と違う美しい風景が訪れて春を感じる様になります。
アヒルは家禽と言われてニワトリやチャボの様に人間に飼い慣らされた鳥なのですね。昔、田舎ではアヒルの夜行性を利用して番犬の様に飼っていた家を思い出します。

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羽を休める水鳥たち

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陸に上がっている水鳥

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マガモ

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道路を散歩

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