残日録

サザコーヒー本店 

コーヒーが値上がりをしているせいか、昔と何か美味しさが違う様な気がしてならない。特にインスタントコーヒーには風味や味が落ちたと思っている。
最近、ひたちなか市に用事があり、懐かしい【サザコーヒー本店】で美味しいコーヒーを頂いて来ました。もう50年以上も前になるだろうか? 勝田(ひたちなか市)には【Ks電器】の前身、加藤電器が駅の近くに在り、母親の買い物に付き合っていた。その頃から今の場所にサザコーヒー本店は在った。当時は立派な焙煎ブランド店である事は全く知らなかった。
やがて経ってから訪ねた事があった。本店の中は自然を生かした小さな庭が有り,閑静な店造りとコーヒーの美味しさを味わったのです。やがて土浦に住む様になってから本店へは行かなくても、近くのつくば市に店を出した為に時々コーヒーを味わって来ました。
ある時、サザコーヒーから【将軍コーヒー】が販売されました。コーヒー名としては何か唐突な感じもしましたが開発者は,水戸/徳川慶喜家の4代目徳川慶朝(よしとも)氏がサザコーヒーで開発して名付けたと云うのです。元々、水戸九代藩主・徳川斉昭は当時の西洋列強の外国情報を鑑みて強硬な【尊王攘夷論】を柱にした人物です。彼は長崎や江戸のカピタン定宿、長崎屋に水戸藩士を配して情報を集めて居ました。徳川斉昭は大阪城中でフランス公司と会見し、欧米の列強国を招いてコーヒーを振舞ったという記録が残っているそうです。彼は早い時期からコーヒーを味わっていたのです。斉昭の子供達、徳川慶喜(将軍)、岡山藩主・池田茂政、パリ万博の徳川昭武等も当然コーヒーを味わっていた様です。従い、慶朝氏にはコーヒーに対する忸怩たるものがあってコーヒー焙煎を開発したのだと思われます。店名の【サザ】は臨済宗の教えに且座(しゃざ)喫茶がある。『さあ、座してお茶を飲んで下さい』という処から来ている。サザコーヒー店はブランド化する為に深い経営の考えと探求の結果から生まれたのだろうと思っている。
処で、コーヒーの木に花が咲く事をご存じでしょうか?水戸植物公園では初めて花が咲いたとのニュースを視ました。白い花でジャスミンの様な香りがするらしいです。名前は面白い!『ゲイシャ』というのです。日本の芸者から執ったのかと思ったら、コーヒー産地のアフリカ・エチオピアには【ゲイシャ】という村があるそうで、そこのコーヒー豆を撒いて発芽させた処、2024年に初めて花が咲いたというのです。

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本店の店構え

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店内の庭の風景

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