残日録

茨城県の鉄道延伸

今、茨城では二つの鉄道延伸計画が進んでいます。一つは【ひたちなか鉄道】の阿字ヶ浦から国営ひたちなか海浜公園まで約3㎞と、【つくばエックスプレス鉄道(TX)】の筑波市からJR土浦駅の約10kmです。全国では鉄道廃止に向かっている中で延伸計画は特筆すべき事かもしれません。
特に茨城県県南地区の人口増加は全国でも珍しい現象です。今、土浦から東京へ出るには常磐線一本しかないのです。自分が通勤の頃は随分不便な思いをしました。通勤を始めた1978年頃、JRのストや踏切事故が多くいろいろと難儀をしたものです。バブル期では急激な常磐線沿線の人口増加に伴いぎゅうぎゅう詰めの激しさを味わいました。土浦で車両4両を増加しても次の荒川沖駅ではほぼ満員となり、二つ目の牛久駅ではぎゅうぎゅうになったのです。
2008年、秋葉原-つくば間にTX鉄道が運転開始をしました。さらに常磐線も増発を加えて可なり混雑は解消されました。しかし土浦から水戸方面へ出る鉄道はありませんでした。その後も事故などが発生すれば,水戸方面へは不便を来たしました。これが常磐線とTXが繋がれば選択肢が増えて、茨城北部との便は可なり改善されるでしょう。繋がった場合の利点は沢山有ります。まず台風や種々の災害が発生した場合には大きな利点になります。さらに高校生などの学校選択が増えて近隣の学校通学の選択肢が増えるでしょう。最も大きな利点は古都・土浦と国の各研究機関の利便性は街や研究機関に新しい風を吹き込む事になります。
その為には国、県、市の各機関とデベロッパー、産業界、民間などの総合的連携と情熱が必要不可欠です。若者や老人が豊かに穏やかに暮らせることは理想です。茨城県は首都・東京との距離も近く、広大な土地があり、生活に欠かせない第一次産業の豊穣さと霞ケ浦などの自然豊かな環境は人間の暮らしを豊かにします。周辺地域の高速道路や道路網も進み、茨城空港などのアクサスも増す事になります。ただ、急激なる人口増加は望みません。
今、歴史ある古都が滅びる寂しさを見聞きします。時代の流れが有るにせよ、過去に培った事実は、それなりに新しい形で残す事は大切だと思うのです。海外欧州などを旅すると、古都の歴史を大事にしながら老人達が日向ぼっこをする風景や、路上にテーブルを出して皆で談笑している姿は何とも言えない豊かさを感じるものです。日本の歴史ある街も、こうあるべきといつも思うのです。
古い家のない町は、思い出のない人間と同じ!』と言った人が居ます。是非、鉄道延伸を機に未来を見据えて過去を大事にする街創りを望みたいと思うのです

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つくばエックスプレス鉄道(TX)

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